喜びと行為

←先っちょうまく写らなんだ

月一例会のある庭の会は、一年皆勤すると「よくがんばりました」と表彰される。毎年、賞品も出る。ここ数年は、引退された漆職人さんが「みんなが喜んでくれるなら」と、香合を作ってくださる。この香合、作り方はよくわからんだども、茄子や羅漢果といった小さな野菜や果物に漆を塗って、その色形に仕上げるというとてもキュートなもので、賞品欲しさに皆勤者倍増という現象を生んでおります。

残念ながら皆勤できんかったN吉ですが、ひょんなことから作者N氏がご恵送くださいました。うわ〜〜、うれし!かわゆい栗の香合です。なかなかにハイカラな色遣い。箱も作ってくださったのか、ぴったりです。ありがとうございます!

ふと、思う。
自分のために自分が何かをし続けるというのは、結構むずかしい気がする。誰かが喜んでくれるから、何かの役に立つなら、そんな気持ちなら楽しく物事にあたれる気がする。他の人はどうかわからんけど、少なくともN吉は。だから、早速お礼状と、ちょとしたものを同封してお送りした。N様、いつまでも素敵な作品を作り続けてくださいませ。←なんか、微妙に利己的な展開かも。