家族旅行で九州

N島H典さんがご活躍で、前から行ってみたかったこちらへ。

堂々たる町家が連なり、観光客相手ばかりではない商店が楽しく、駆け足で廻ってしまってもったいなかったです。
九州の逸品を集めた「うなぎのねどこ」では素晴らしい発色の久留米絣のスカートに一目ぼれ。その他にも気になる日用品がたくさんあって、やばい。その他、中島さんがご案内下さった八女茶の老舗このみ園さん、朝日屋酒店さん、きり絵のくろくも舎さんでは、お話を伺いながら建物見学もさせていただき、蕎麦屋でお値打ちコースに舌鼓をうち、シブすぎる商店街土橋市場ものぞいたりと地元に知己あればこその充実コースでした。
夜は二泊とも「うなぎのねどこ」隣のゲストハウス「川のじ」を貸切利用。ゲストハウスって、家で寝るのと変わらんかも…とホテル好きの五歳児とともにちょっと盛り下がっていたのですが、全然そんなことはなく。広くて使いやすい台所、そして気の利いたたくさんの食器、お布団もあったかで五歳児は「もう一日泊まる~」とダダこねてました。快適だからぜひまたお泊りしたいです。


二日目は水路のまち柳川で船に乗る。五歳児は思ったより冷静。水路とその際に建つ家々の関係がおもしろくて、私の方が興奮してました。水路に降りられる階段、張り出すベランダなど、空間のあり方がワクワクもんです。

お昼は大牟田の雑誌にのってた家族中華へ。小さい子連れの家族が多くて安心、おいしかった。

それから怒涛の三池炭鉱群見学。世界遺産になったんですね。
不勉強ながら知りませんでしたが、陸から海の下へ掘り進んでいるんだ。すごいな。
坑道に入ったりはできないのですが、遺されたレンガの建物、坑道へおりる大きな鉄櫓(っていっていいのかな?)など、残っている建物や機械を間近で見ることができます。

圧倒されました。廃墟、ってひとことで片づけるべきではないね。少し前の時代に最先端の技術とともに多くの人が働いていた痕跡がそこここにあって、その空気に圧倒されます。公開にあたってなされた整備も上手で、博物館的な感じはまったくしません。
整備工事の銘板にTさんのお名前を見つけてお仕事に深く感じ入ったのでありました。

ゆっくり見すぎて、旧三井倶楽部という洋館あたりはもう見学終わってるし、洋館は結婚式で貸切で見られないしであきらめ。ブックカフェのtaramuさんへ。#taramu

休憩中閉店のところ、京都から来たならと入れてくださって、二階をぶち抜いてらせん階段をつけたりしたかっこいい店内を拝見。古本・新本も雑貨もあり、カフェもメニュー豊富でおいしそ。わが社の本もおいてくださったのでご挨拶して、居合せた若人に一冊買ってもらうなどという話術も発揮w。今後、お付き合いができるとうれしいな。

夕食は残念ながら満員だったり閉店してたりであきらめ、川のじへ戻り、近くのスーパーの冷凍食品でごはん…(ふだん食べないのでこれはこれで楽しかった。ていうか、迷って買うのに時間かかりまくり)。

三日目は八女の皆様にご挨拶してから博多へ。

福岡は箱崎ブックスキューブリック箱崎店を初訪問。
パンも販売、絵本にも力を入れている書店で、地元本など魅かれる本がたくさんありました。絵本とママ向け雑誌が同じ場所に並べられている等、配列がなるほど、という感じ。

少し離れた吉塚という町へも。
気になるショールームPORTは残念ながら定休でしたが、その並びのカフェにてランチし、近くの吉塚商店街というシブすぎる場所を雨を避けながら歩きました。
休日なのでほとんどのお店は閉まってましたが、近くが寺町でお彼岸ということもあり、狭い商店街に3軒も!花屋が営業してました。

博多駅でレンタカー返却、帰路に。
新幹線に乗ってから、相方が楽しみにしていた博多駅前の社会実験の見学をすーーーっかり忘れていたことに気づく。無念!
以上、二泊三日の九州行でした。