疲れを知らぬ子供のように

こうやってのんびり帰省するのも久しぶりってことで、柴子犬♀ハルを置いて、蕎麦屋の大吉(←兵庫の方もおすすめしてはる)に行った。


米子空港に近い、雇用促進住宅っぽい団地のある住宅地。父はもう今月三度目、なくらいお気に入りのお蕎麦屋さんです。寒いので、N吉は天麩羅蕎麦。

相方と家族の話してて気づいたのだけれど、我が家はみんな油モノに弱いみたい。嫌いってことではなくて、消化に時間のかかる脆弱な胃を抱えてて、古い油で厚い衣な揚げ物を食べると胃がもたれてしまう。その点、ここんちは衣少なめなのでおいしくいただけます。
蕎麦掻と、割子蕎麦<わりごそば>も。父は寒い時でも頑なに「蕎麦のうまさが一番わかる」と割子を選ぶのでN吉も一枚(一椀のこと)食べてみました。たしかに!出汁に浸かった麺とは全然味が違う!
出汁ものは出汁もので、昆布と鰹節の滋味がちゃんとしてうまいのですが、醤油の塩分が麺の外側を固くしてしまうのかな。割子の蕎麦は食感が柔らかく甘味が感じられ、香りも、出汁に入った蕎麦より立ってます。たしかにうまいわー。父の舌に改めて敬服。


いやーよう食べたねえ、とおしゃべりしつつドライブ。途中で散歩としゃれこんで砂浜へ。北朝鮮からの金目な漂流物を探してウロウロしてたのに、母にすぐに呼び戻される。ぶうぶう。
 


日の高いうちから贅沢してと思いつつ、定番弓ヶ浜荘の日帰り温泉(←外注すると魅力ないHPになる好例)に浸かる。湯の花が湯船への注ぎ口についてる、由緒正しい温泉です。じんわじんわと温かくなる体を湯船でゆっくりと伸ばして、のんびりしました。ふーーー。


買物後、夕食はトンカツ! 上で油モノに弱いと書きましたが料理上手の母マルヨ手料理は別ということで。ちなみにスーパーでもパックに入ったのは買わず、肩ロースをグラムで切ってもらった。さくっと上がった衣も、ジューシーな甘い肉もたまんないほどうまし。一人暮らしでは揚げ物なんてしないので、この機会を逃してはということでがっつりいただきました。ありがとさんです。

そんなこんなで、気がつけば結局、自堕落な休日。