津島めぐりて1

津島へ行ってきました。


名工大M氏にもぜひ一度!とおススメされてた七夕祭りが有名な津島神社におまいりし、桧皮葺きの屋根が分厚い流造の神社を塀の外から拝見。
津島祭り(←わくわく)という七夕に繰り出す巻藁船でお茶会が催されてたという屏風絵や絵葉書、そして船のミニチュア(といっても御神輿ぐらいある大きさ)も見せていただく。蝋燭に火を点し、その提灯を船の中央に立つ藁に刺して飾り付けていくという作業は、1時間半くらいにもわたってなされるのだそうです。点の提灯が集まって球になり、炎が瞬く何艘もが水面に浮かぶ様子は、想像するだに神秘的。これはぜひ一度見てみたいお祭りです。
←ミニチュアでも充分な迫力

講師N氏によると、信長に送られた宣教師が振り向くと山が瞬いていた、という記述が古書にあるそうですが(ルイス・フロイスかな?)、この祭りのことかも、とおっしゃっておられました。


神社のすぐ近くには、門前町が形成され賑わっていたそうな。
そんなお屋敷の名残をとどめる豪商旧宅で重要文化財の堀田家住宅を見学。

奥ではなく、真ん中に寝室という間取りはかなり古式なんじゃないでしょか。
露地庭から茶室(二畳台目)へという動線と、露地庭から茶座敷を経て仏間へと動線が二つある造りは、お茶が日常で、冠婚葬祭時に当主が茶を点てるというこのあたりならではの文化を表しているというN氏の解説がありました。なるほど〜。
天井が低く決して上位の部屋ではないのにツライチながらも床の間が作られている二階や、充分すぎるほど広い下男部屋なども拝見いたしました。
動きのある鮎と流れを表現した欄間など、素晴らしいお屋敷でした。


長くなったので続く。