つるつる読書

SCHOP「BORDER LINE?」17号(←自サイト)
名古屋のフリペ。いつも写真とビジュアルがかっこいい本誌、今回は珍しく文字が多いぞ、と読んだら写真家で冒険家の石川直樹さんへのインタビュなどが。西欧でツアーした音楽家さん、名古屋で外国人相手のゲストハウスを始めた方へのインタビュなど、「境界」を軽やかに超えた方のお話をじっくり読むことができる。自分の足元をしっかり見つめる、そして一歩踏み出す大切さが書かれている気がした。


住まいのりすとら(←目次から多彩な内容わかる)
自分の勉強過程をまとめた本って嫌いなんだけど、これはゲストの選択がおもしろくて楽しく読んだ。ずっぽり計画系ではない、住宅に関わる仕事をしてはる人が読みはったらおもろいんと違うかな。


落語的生活ことはじめ(←関心空間にも)
著者(←着物でボウリング、かわい〜)とは、中学高校の同級生で仲良しでした。品良きおもしろセンスがあって、尊敬してた。彼女がこの生活をしてるときにちょうど出演したニュース23を見て、本が出たのも知ってたのにようやく今頃読了。
残念なのは、初めての一人暮らしと、彼女がなぞる昭和10年代の生活への驚き・感想の境目があいまいなこと。一人暮らしを経験してから昭和10年代生活を実践したら、内容はもっとコアなものになったんじゃなかろうか。
それをさておいても、著者の記述の誠実さ、加えて伝統芸能の世界の新作作家として乗り込んだ気概と努力には敬意を表したい。考えても見てください。昔の本を勉強し、現代にかかる落語をリアルタイムで見聞し、当時の世相やなんやを知るために文楽やらの近接分野にも目を配り、現代の話にするため時事ネタも落とさない。考えただけで、眩暈がします。にちゃんではキツイことも書かれていたけれど、生真面目に努力しているに違いない彼女を、尊敬します。
そうそう、この体験生活をしたのが空堀地区ということで、まちづくり分野の人にもおもろいかも。


いい男といい女が集まるレシピ(←他のお勧め本も気になる)
どんな婚活だよ!と突っ込みながらパラ見しました。この本を出す頃は森クミさん結婚直前だったらしく、多幸感が溢れております。そして、獰猛男子を引き付けるためなのかどうか、脂っこそうな料理が非常に多い! N吉はあんまり脂モンが得意じゃないんで、そーか、こーゆーものを作っておれば仕留められたのか(←何をだ)、と感心することしきりでありました。「アフターディナーはうちで一杯」(←それも結構チーズとか使ってる)なレシピもあり、下心女子におススメします!
この本は図書館で借りたのだけれど、料理本って色々比較するとおもしろくて、できればそのうち気づいたことを書いてみたい。

←関係ない写真。こぴぺ住宅。面イチだからきれいだ。