「ここが見どころ!古建築」連続セミナー

見て覚える力というのは、誰にも備わっているわけではない。その力の蓄積は、書物から得た知識を凌駕することさえある。
そんな力をもった講師による、古建築の魅力をわかりやすく勉強できる連続セミナーがありますのでご紹介。


◎学芸セミナー『ここが見どころ!古建築』シリーズ第1回
法隆寺唐招提寺東大寺。日本人なら誰もが知っている古建築。でもその見どころって、どこだろう?
『新訂日本建築』著者で、京都林泉協会理事でもあり、故西澤文隆氏の片腕として20年以上古建築と庭園を実測された建築家の妻木靖延先生を講師に、初回は座学で、第2回からは現地で実物を見ながら、日本建築の真髄を学びます。


○講師略歴
妻木靖延(つまき やすのぶ):1935年大阪市生まれ。1957年大阪工業大学第一工学部建築学科卒業後、坂倉準三建築研究所等を経て、1967年妻木建築設計事務所を開設。大阪工業大学高等学校建築科他の非常勤講師、松下電工宣伝部アドバイザー等を務める。著書に『新訂日本建築』(学芸出版社、2009)。京都林泉協会理事。同協会他、建築士会等の多くの建築見学会で講師を務め好評を博す。


○第1回 座学「古建築の見かた 歴史は形に表れる」
日時:2011年3月13日(日曜)午後1時半〜4時半
場所:学芸出版社3階
参加費:1500円
*第2回以降は2500円+拝観料の予定です。(資料・保険料含む。交通費・昼食費は参加者負担)


○参考書籍
『新訂 日本建築』http://www.gakugei-pub.jp/mokuroku/book/ISBN978-4-7615-4088-3.htm


○今後も続きます!シリーズ予定(各回定員25名)
第 2 回 奈良時代前期までの建築 *申込み受付中
日時:2011年3月20日(日曜) 午前10時〜午後4時半
場所:法隆寺――中門・廻廊・金堂・五重塔を中心に


第 3 回 奈良時代後期の建築
日時:2011年5月15日(日曜) 午前10時〜午後4時半
場所:薬師寺唐招提寺――薬師寺の東塔、唐招提寺の金堂・講堂を中心に


第 4 回 平安時代前期の建築
日時:2011年7月17日(日曜) 午後1時〜午後4時半
場所:室生寺――金堂・五重塔を中心に
※午前中はオプショナルツアーとして長谷寺


第 5 回 平安時代後期の建築
日時:2011年9月18日(日曜) 午後1時〜午後4時半
場所:平等院、宇治神社、宇治上神社――平等院の鳳凰堂、宇治上神社の本殿を中心に
※午前中はオプショナルツアーとして万福寺へ


第 6 回 平安時代後期の建築
日時:2011年11月20日(日曜) 午後1時〜午後4時半
場所:醍醐寺――五重塔、金堂を中心に
※午前中はオプショナルツアーとして法界寺へ

以降も各時代の代表的な建築を見学予定です。お楽しみに!