LOVELOVEあいち5

愛知芸術文化センターへ。
ここは大きなビルの中に県立美術館や大小ホールがある文化的中核施設。1995年、ワイエスが見たくて大阪からはるばる来たことが懐かしい(図録を見返したら、編集協力は『ダンスにミイラ……』のホーヴィング氏だった)。市美は写真×だったんだけど、こちらは作品によっては撮影OKなのものあり、展覧ブログから楽しそうな展示が多いみたいと予備知識得られてよかった。
 


一部作品が壊され盗まれた?な宮永愛子作品(←togetter)は繊細でしたが、昨日の純也展の施工精度を見た後では、むしろおおらかに感じられるなあ。比較って恐ろしい。それはともかく観賞についてのマナーが云々されるわけだけど、芸術に近しくない層に扉を開くのがトリエンナーレっていうかこういった町をあげての大規模芸術祭であってほしい。問題が起こる前に、対策は色々できたのではと思うのは部外者だからなのか。


地下の中川運河に関する展示へも。
ん〜、なんか、残念。
実物を知らない人にはあんまり響いてこない。表現の前に、もうちょっと中川運河についてのイロハ(←こんなとこなんだ)を説明すべきかな。作家に依頼してその作品ができてきたときに欠けているものをうまくフォローする、というスキルも、こういった催しでは主催者に必要なんじゃなかろうか。
あ、上の宮永問題にも通じるかもしれない。もちろん、主催者側が一方的に悪いなんていうつもりは毛頭ない。今回のトリエンナーレでは時間をかけて、表現者と主催者がお互いの足りないところを補い合うことができなかったのかな、と感じてしまったのであります。


ばったりと、相方の知人でN吉著者でもあるY氏ご夫妻に遭遇。こちとらあせっていたものだから、ゆっくりおしゃべりもできずに本当に残念。奥様、素敵な方ですね〜。今度はお食事でもご一緒しませう。


相方離脱後、昼飯は地下街へ。
地雷也というお店(←こちらの方はカツもつけてはる)でカレーうどんと天むす2個。気になる店構え&客層だったのでチト並んで入ってみたのですが、こりゃなかなか。
カレーうどんは厚めの揚げに豚薄切り肉の存在感がなんとも。玉葱は厚いのと薄いので微妙に印象違うのが納得いかなかったけど、麺と出汁は◎でございました。天ムスは小さくて安心した。海苔がパリッとおいしい。


再度センターへ戻り、Nadiffの高感度な品揃えに唸りつつちょこっと買物し、見逃した展示やら繁華街をちろちろ見て、また長者町へ。