恐るべし、出雲弁

出雲の言葉は独特。松本清張『砂の器』(←ん〜?そうでもないのかな?)、探偵ナイトスクープの「アホバカ分布図」(←wikiにもある!)などから明らかなように、どうやら東北地方の言葉に似ているらしい。父ヒロさんが出雲界隈出身のため、ようわからんこの言語をちょっと身近にして育った(ので、中国地方を舞台にした少女マンガの名作『瞬きもせず』(←こんな連載が!)『天然コケッコー』の世界は、ニュアンスまでかなり近しく理解できる)。


昔、父がご機嫌のとき、娘達のことをよく「ほんちょのたまご」と呼んでいた。
文脈と態度から察するに「かわいい子」という意味だろうと理解してたけど、てっきり父造語かと思ってました。我が家には家庭内のみで通じる言葉が多いもんで。


このところ、ちびっ子の柴犬ハルを父がめちゃくちゃかわいがってるのを見て、「ほんちょのたまご」という言葉を思い出したN吉、ぐぐってみました!ほしたら!!こんなとこが!!!
ほんそ=最愛、って意味があるらしいです。「ほんそのこ」で「うちのかわいいこ」ってかんじでしょうか。「ほんそのたまご」って用例があるから、「かわゆくてたまらんうちのこ」って意味なんだと思いますわ、どうやら。
  



いっや〜、父造語かと思いきや。積年の疑問が解けて、思わず美妹と母に知らせてしもた。美妹も造語と思ってた!とびっくりしてた。出雲弁、奥深し。