タイトルに悩む

←関係ない写真。芋の袋で遊ぶ。

保守のヒント(←東洋経済の書評)
保守の論客としてひっぱりだこな学者による既発表まとめ本。
まとめ本ってなんとなく本としての色が薄い気がして低いものに見ていたけれど、この本は、(これは不要では?な稿も正直あるが)前半部は自らの立ち位置をはっきりさせながら解説したり対談したり、といった凝縮短文が多く、著者の主張が長すぎない文字数で読めて貴重だと思いました。
保守と右派の違いが、平易な言葉で解説されてます。中央公論社の社屋に眠っていた、大川周明の手書き原稿の謎に迫る稿はわくわくした。それにしても、ここのところ読んだ本4冊に頭山満(とうやまみつる)(←セイゴオせんせのご紹介。6段落目以降からどうぞ)の名が。


立川の風景 昭和色アルバム(←amazonでも買えますよー)
これ、すんごくおもしろい写真集! 昭和2年生まれの既に亡くなられた方が昭和25〜30年頃に撮られた写真に、昭和38年生まれの印刷屋の三代目がキャプションをつけたもの。1000円という価格も素晴らしい。
立川は米軍基地があった地なので、当時の写真も何気にバタ臭い。そして写真につけられたキャプションからは、そこで育った地元っ子がちょっと前の時代を懐かしむ気持ちが伝わる。もちろん近代建築も色々載ってます。


クリエイターのための3行レシピ 地図デザイン Illustrator&Photoshop(←動画だ!ビジュアル本紹介にはいいっすね)
最近の本には地図を入れることも多く、いつもどうやったらわかりやすい地図にできるか、悩むこと多し。
本書は、様々な条件下で、どうやったら見やすくカコイイ地図を作れるかを追求してはる著者によるもの。たしかにどの地図もかっこええわあ。作業の効率を上げ、見栄えも良くする小ネタなどもあり、これはデスクに置いといてちらちら見んとあかん。


デザイナーのための著作権ガイド
社会の動きによって折に触れ出版されてほしい類の本。現物の調達、加工がネット環境のおかげで容易になったからこそ、著作権にはきちんと対応したく入手。実在の写真や成果物をビジュアルで示してはるので、すんごくわかりやすい。
ま、著作権だけじゃなく所有者への気配りがやっぱり求められるんか、という記述にはげんなりしましたが。