満腹米子

両親の住む米子へ行ってきました。
名目は美妹との韓国旅行で骨折した母見舞い。実質はワンコ表敬訪問。ひひひ。
←お外が気になる
母マルヨが料理上手なためあんまり外食もしない家なのですが、美妹の誕生日祝いということで、相方も入れて5人ですし弁慶(←米子のおいしいお店のぺえじ。参考になります)へ。回る寿司なのに、ネタが新鮮でウマイんですよ。
我が家は祖父がかつて魚市場勤めで、毎朝トロ箱から魚を買い、昼は焼魚、夜は刺身という家だったので鮮度と質にはうるさい。祖母がさばいて祖父が七輪で焼いてくれた鰻よりおいしいものは、未だに食べたことがない(タレも鰻屋みたいに足しつつ使ってた。あのタレ、どうなったんやろ)。が、この店はおいしいと思います。もちろん、ちゃんとした値段のちゃんとした寿司屋はもっとウマイところもありますが、CPがめちゃよいのです。


しっとりして香気立つ鯵、弾力があって歯を押し返してくる甘いゲソ、脂がのってるけどそれが勝ちすぎずほのかに苦味も感じられる鰯といった、港にふつーにあがるネタがやっぱりおいしい。蛸やマグロはイマイチでした。ま、日々の仕入れもあるだろうから一概にネタ評価はできませぬが。
サイドメニューの茶碗蒸しやしじみ汁もいけます。
お茶と醤油がもちっとおいしいとええのだけれど。
でもビールも飲んで一人1500円ほどだったので文句は言えまい。運転のためノンアルコールビールだった男性陣にはすまんこつ。


相方と、今は亡き義父が、両親に挨拶に来てくださる前夜に二人してご飯を食べたのがここ。N吉が紹介しました。お父さんはジョッキを3杯も飲まれたとか。ご機嫌だったのか、緊張されてたのか、どっちだろ。次はぜひご一緒に、なんて話もしていたのに、もうお父さんはこの世にいない。
わざわざおいでくださったやさしさに、もう報えないことが悲しくて、この店にくるといつもちょっとだけおセンチになってしまう。