五条坂の陶器市

←戦利品なり
京都の五条あたりからは良質な土が出たらしく、登り窯も残っています。真夏に毎年「五条坂陶器祭」が開かれているのは知っていた(←ぽむたかぎレポで知った)のですが、暑い盛りだし、今まで行ったことはありませんでした。


初見なので購入意欲は低く、でも急須と湯飲みと相方オファーによる冷麺鉢?(←涼しいのが欲しいらしいのだがどんなのかよくわからん)を探しつつうろうろと。


五条通に元からお店のある京焼の出店に加え、よそから来てはる出店もあるのですね。萩、織部、唐津備前など、さまざま。あ、九谷には気づかなかったんだけど、お店あったのかな。
以前、京都某所で買ったお湯飲みを発見。そこにちょっと気になる急須が。伺うと、中部地域の職人さんを束ねる問屋さんなんだそうです。トウジキトンヤさん。作家さんは量産は不可能なので、業務展開(例えばブライダルカタログに載せたり、ホテルに卸したり)するには職人さん、ということで職人さんのものを扱ってはるということでした。並んだ品もカタログのものも、品がよく思えます。N吉好みです。
ストーンウェア風の白い急須を購入。かなり値引いてくださいました。ありがとーございます。持ち手をちょっと変えよっかなあ。


うろうろして、青磁の湯のみと、ガラスのコップを購入。作り方を聞いて買えるのも楽しい。


「○焼」のくくりを破って、用途やデザインに貪欲に挑戦する作品群がおもしろい。伝統は守るだけではダメなんだ。新しいことを試し、市場の反応を知る、そんな場にこのお祭りがなっていたらそれは素晴らしいことだなあ、と思いました。来年もまた来たい。