ひもろぎ美少女

E.テイラーの出世作『緑園の天使』(←物語も魅力も紹介してくださってるぺえじ)を見る。
むかーしに、「とにっかく主人公がかわいい!」と母マルヨから聞いていて、一度見てみたかった映画です。

たしかに美〜少〜女〜。セーラー服で駿馬にまたがったり、星が瞬く濡れた瞳で思いつめた表情をしたりと萌え萌えしちゃうのわかります。でも、この映画の魅力はそれだけやないね。
ドーバー海峡を泳いでわたったという経歴をもつ母親役のアン・リヴェアがすごくよい(ちなみになんでそんな設定なのかはよくわからん)。思慮深く、でも思い切りもよく、愛情深い。肝っ玉母さんともちょっと違う、独特の存在感があります。
物語では、調教師のマイが、金に目がくらんで裏切りそうになるけれど、主人公の信頼に報いようと思いとどまるところではハラハラ。
映像では、レースシーンはもちろん、海辺や草地を背景に愛馬パイの駆ける姿がとても美しい。
父親に二人の姉、そして弟もちゃんとキャラ立ちしていて、色々盛り込みすぎな気がするのに楽しく見れるのはやっぱり脚本がいいからかな。
映画館で見ても、損はない作品だと思いました。