最終日を走り抜け

昨日の興奮も冷めやらぬまま、最終日突入。
ひと気のない路地の写真を改めて、見ていく。どの写真も光が穏やかに満ちていて、撮影者である団長のお人柄そのまんまだなあ、と思う。穏やかな眼差しで、世界をとらえてはるんや。文章に人は出る、とよく申しますが、写真もそうですな。


朝からきびきび水遣り&お掃除のぴり様作品は、路地・お座敷・坪庭の三カ所に別れているのだけれど、どの作品も彼女らしい(と素人のN吉には思われる)。でっかく主張する芯があるのではなく、細かく分散する核が破綻せず全体の印象をやわらかく演出している。野生も感じられるのに、とっても繊細。


母&叔母の作品は、一本の糸を紡いで染めて織って面にしている叔母の布と、その布を立体に立ち上げる母の鞄、彼女らのかけた時間と試行錯誤が一つ一つから感じられて、やっぱり尊敬してしまいます。まあ、あんまりほめるのもアレですが。


何かを生み出せるってすごいなあ。……ひるがえって、自分が悲しい……って凹んでる間もなく、開場でございます。


開場早々、O氏が滋賀から。ありがとーございます、と相方と母を紹介。「夜の都市計画」はホンマすんませんと。
お庭の会のお姉様方もいらしてくださいました。室町大店関係者なので、布関係にはきびしーのですが、母マルヨと話も弾んでいる様子。
←美しき一瞬
U氏とY氏をお引き合わせできたのもよかった。『新建築住宅特集』連載の、M氏とY氏のそれぞれお知り合いなのだ、お二人は。
庭本でお世話になり尽くしたI氏がわざわざ寄ってくださったのにも感激。作事組からはU氏やM氏が、文人左官家のごりょんさんF氏も足を伸ばしてくださって。
わくわく、そろそろのべ100人!と、「写真展絵葉書をプレゼントしようか〜!」と勝手に盛り上がっていたところ、100人目は撮影者の団長でした……なにこの展開。

やばい。また長くなってしもた。つづく。あ、写真は後日。