妙心寺退蔵院

退蔵院(←墓地も分譲中〜)へ行ってきました。妙心寺第三代の住職が作られた塔頭だそうです。


通常、方丈南庭に作られる白砂の庭の他に、西側に石を多く使った枯山水の庭があります。非公開?の方丈から、お庭を拝見。方丈のお座敷位置が高いので、かなり高い位置からの観賞になっています。小ぶりの石の連なりの高低と、回りこむ白砂が奥行きを感じさせる。
←こーゆーダメ写真を撮ると、都林泉名勝図会の画法の素晴らしさにノックアウトされる


方丈を出て、南庭へ回り込んで横から再度西庭を拝見。あら……全然印象が違う。石が小ぶりでごろんごろんしてて、まったりのっぺりな感じ。


狩野元信の作庭による、という説があり、講師N氏からは妙心寺塔頭の水墨画等との関連も示唆されましたが、うーーん、どうだろう。絵と作庭を両立することなんてできるんだろうか、他に元信作の庭もないし……と、疑問をもちました。事前に狩野派研究者のM氏に作庭可能性を伺ったところ、低いというコメントもいただいたし。


お昼からの見学は失礼し、関西遺産の力持食堂でおうどんとお稲荷さんをいただいて離脱しました。
西大路から妙心寺まではもともとは参道で賑わっていたみたいですが、この日は人通りも少なかったです。
楽町楽家の会場の一つ、ぎゃらりー妙芸さんはいつもきれいにしてられててウィンドウを拝見するだけでも楽しい。