見頃は桜か建物か

重要文化財である京都府庁の公開&アートイベントへ行ってきました。
  京都府庁旧本館は、1904年に完成したルネサンス様式の近代建築。現役で使われているということが素晴らしい。
中庭の桜は満開で、重厚な建物を軽やかに明るく彩っています。音楽会はアットホーム過ぎて微妙だったし、展示作品もそんなにとんがったものはなかったように思えましたが、例えばベタはベタに特化して、毎年ベタなのと尖ったのを組み合わせるとか、色々な攻め方はあるよな、と思った。まずは、足を運んで見てもらう。素晴らしさを知るところから、大事に建物使って残していこうって気運が高まるってもんです。


ぷらぷら歩いて、虎屋菓寮で休憩。

虎屋ってそんなにおいしいと思わないので、親しくない和菓子屋さんですが、内藤せんせ設計のカフェだし、一度は、ってことで。
建具の納まりがすっきり。入店した瞬間に気になった低い庇は、低めの椅子から外を眺めるのに計算された高さなんだってことがわかりました。ランプや、お庭にも虎屋マークを象った足元灯?があったり、お店が開いている時間は敷地の通り抜けもできるようにしてるみたい、といった神経の行き届いたつくりが心地よい。
あべかわ餅と抹茶をいただいた。1500円くらいやったかな。高い〜!!ま、季節ごとに器は変わるし、お餅の固さ&水分も絶妙でおいしかったので、京都外建築関係者接待用にはええんじゃないかな。


ちなみに隣のマンションは、希少なつくば方式で建てられたものであります。


バスと叡山電車を乗り継いで、一乗寺へ。続く。