お宝ずるる

京都工芸繊維大学で開かれている「浅井忠と京都展1900年〜1907年」をチラ見してきました。
京都以外の方にはあんまり有名じゃないように思われるこの方は、京都工芸繊維大学前身の京都高等工芸学校開学時から教鞭をとるだけでなく、日本の洋画界の礎を築き、陶芸や漆芸のグループも組織するという、近代京都の工芸界で大活躍をなさった方なのでした。

権利の関係でチラシ等には出ていませんが、会場には図案や陶芸作品など初公開のものも多く展示されています。軽妙洒脱な大津絵や、おかしみあふれるお手紙類も楽し。
欧州視察で得た芸術の新しい動きを、楽しみながら日本に根付かせていかはった方なのだなあという印象をもちました。
以前ぴりかさんからご教示いただいた、祇園の文芸名妓磯田多佳との交流関係も展示あり。

こじんまりとしてますが、おススメです。
Nさま、ありがとーございました。