01/さっぶー金沢1

相方が21c美術館に行きたいと再三再四アピールするし、ちょうど見たい展覧会もあって、行ってきました。
泣きそに寒い早朝に乗車、目を覚ますと車窓外は銀世界でありました。ぶるぶる。

待合せた駅の書店では……やばい。古本市してるよ。ここは最後、と言い聞かせてまずは合流した相方とカフェで二日間の計画を練る。今回の旅のお供は、元在住M氏情報、『乙女の金沢』

乙女の金沢―カフェ、雑貨、和菓子、散歩道…かわいい金沢案内 (マーブルブックス)

乙女の金沢―カフェ、雑貨、和菓子、散歩道…かわいい金沢案内 (マーブルブックス)

『金沢』
小澤典代の「金沢」―雑貨と工芸、すてきな人に出会う旅

小澤典代の「金沢」―雑貨と工芸、すてきな人に出会う旅

などでありました。ま、ベタなコースだと思いますよん。

まずはコミュニティバスのふらっとばすに乗って、街中手前の商店街にあるcollabonへ。商家改造系ギャラリーカフェで、今は展示に合わせてニットワークショップもやってはるのかな。色んな方向の、尖り過ぎない・かわゆ過ぎない品揃えで好みです。
ぷらぷらと近江町市場へ。曳家した村野藤吾設計の建物は結局外から見ただけだった……あかんやん。地下から市場ビルへ入り、新装開店なった市場を見て回る。ダイヤモンドっつースーパーがかなり気になる品揃え。ご近所店員さん達もお昼を買いに来てるから、惣菜や弁当もきっと安くてうまいと思われる。金沢名物?ビーバー(←何が強いん?)やちゃんぽんめんを買い込む。
小腹減った我々は、M氏おすすめ二階の中華屋仙桃さん(←写真がとってもお上手)へ行ってみました。細麺の「香港焼きそば」とショウロンポウと卵スープのランチ。なかなかに量が多く、体もあったまります。

町をぶらぶら。マスターがとても感じよい雑貨カフェのコニーズアイ、麩の専門店不室屋(←店員さん商売上手)、彦三緑地(←ひこそ、と読むのか。こんなにツツジきれいなんかあ)をしばきつつ、雪中行軍。何しろ足元やばいから、気が抜けんなり。京都では見たことのない、土蔵下部の幾何学石張りに鉄金具、土蔵ガラス出窓、土塀下部を保護するコモ?なんかを見てたら何度か滑りそうに……やばかつ。

浅野川を越えて、古本カフェ「あうん堂」へたどり着く。
古い家に、本棚と白い壁がうまくおさめてられてて、広くはないのに心地よい空間。珈琲を注文して棚を拝見。文芸書ばかりでなく専門書もあって、目移りします。1冊購入。かわゆい本型ビスケットをかじりながら珈琲をすすり、雑誌をぱらり。うーむ、至福の一時じゃ。常連らしいご近所男子が来店して店主とおしゃべり。親のこと、ご近所猫のこと、遊びに行ってた南の島を写真見せながら説明って、なんて牧歌的で幸せな風景なんじゃろ。席の距離が近いので思わずにっこりしつつお話を聞いてしまう。
西山夘三本を迷いに迷って(重いので)1冊、破格で入手した相方は、ほくほく顔。店主ご夫妻とも少しおしゃべりしましたが、建築のご関係ではないようでした。う〜〜、もっと長居したかったぞい。

というわけで長くなったので続く。